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TEST REPORT #01 SX4 WRC、ヨーロッパテスト始動

2008年からの世界ラリー選手権(WRC)への本格参戦に向け、スズキは4月よりヨーロッパでSX4 WRCの走行テストを開始した。現在フランス南部のラフグラベルコースを使用し、WRCイベント以上に厳しい路面状況下で走行を重ね、マシンの耐久性をテストしている。いくつかのトラブルやマシンへのダメージなども確認されたが、「想定の範囲内であり、致命的なトラブルはまったくなかった」とチームは報告している。

鋭利な岩の転がる極端に荒れたコースにもかかわらず、SX4 WRCは非常にコントローラブルで、常に安定したスピードを見せている。SX4 WRCは、スズキのクルマ作りの思想でもある“イージー・トゥ・ドライブ”(“Driver-friendly” Design Concept)をコンセプトに開発されている。この開発コンセプトは、ジュニア世界ラリー選手権(JWRC:※2007年よりJRC=ジュニア・ラリー選手権に改称)に参戦するスーパー1600マシンの開発にも取り入れられ、2004年にJWRCドライバーズチャンピオンを獲得したことでマシン作りの方向性は確立された。ラリーでは路面や天候などが刻一刻と変化するため、走行する環境がどんな状態であっても、ドライバーにとって運転しやすく、コントロール性に優れ、安定した速さをいつでも発揮できることが求められる。SX4 WRCは、ベース車両である市販車SX4の持つ高いボディー剛性、優れたハンドリング性能、走行安定性といったクルマとしての素性の良さを兼ね備えており、そのアドバンテージを最大限に活かすべく開発は進められている。

チームは今後も引き続き、より実戦に近い環境であるヨーロッパ南部を中心にテストを行っていく。今後のスケジュールにはターマックテストも組み込まれており、08年シーズンからのWRC参戦に向け、チームはSX4 WRCの走行性能を引き上げるためのテストを行っていく。