サービスパークを抜け出して〜スペイン・サロウ編〜

今回ラリー・ド・エスパーニャの拠点となったのは、バルセロナからおよそ100km南の地中海に面するビーチリゾート地、サロウ。チームメンバーもホテルの周辺のビーチやマリーナを散策してきました。


背の高いヤシや盆栽のように剪定された松が並ぶ街路を抜けてビーチに出ると、終わりに近づきつつある夏を楽しむ人々が思い思いにくつろいでいました。10月ともなるとバカンスシーズンからはやや外れますが、現地は地中海地方らしい暖かな日差しに恵まれていて、日光浴にはもってこいの陽気でした。

一方、マリーナにはたくさんのヨットがメンテナンスされて並んでいました。大半のヨットはチャーター用のヨットです。ヨーロッパでは、ヨットのチャーターは別荘やホテルに滞在するのと同様、割とポピュラーな休暇の過ごし方。ヨットのデッキサロンで地中海の陽光を浴びながら長期休暇を過ごすのは、何とも魅力的です!

基本的にサービスパークとホテルのどちらかでしか過ごすことのないラリーチームのメンバー達にとって、火曜と水曜のディナータイムは、異国にいることを実感する貴重なひとときです。セレモニアルスタートが催される木曜からは朝・昼・晩の食事をチームのホスピタリティでとるためです。ホスピタリティの食事を用意するのは毎回同じケータリングサービスなので、ラリーの開催地に応じて多少食材は変わるものの、味付けにはあまり大きな変化がなく、風土が感じられません。
スペインは国土が広く、地方によって気候や風土が大きく異なるため、地方ごとに特徴的な素材や調理方法が発達してきました。各地方に共通しているのはオリーブオイルやニンニクが多用されることぐらいです。サロウのあるカタルーニャ地方は、スペインの中でも独自の言語と文化を持つ地域で、料理についても交流のあった諸外国、特にフランス料理の影響が強いと言われています。また、カタルーニャ地方で最大の都市バレンシアは地中海の海の幸を生かしたパエーリャが有名。チームメンバーもイベリア半島の山の幸と地中海の海の幸を活かし、フランス料理のエッセンスを取り込んできたカタルーニャ料理を楽しみにしていました。


スペインの名物というと何が思い浮かびますか?生ハム、オリーブオイルは日本でもスペイン製のものをよく見かけますし、スペイン料理店ではパエーリャは欠かせないメニュー。飲み物としてはカヴァと呼ばれるスパークリングワインや食前酒に最適なシェリー酒が有名です。
メンバーが真っ先に注文したのはイベリコ豚の生ハム。世界的に流通しているスペインの生ハムですが、その9割近くは「ハモン・セラーノ」と呼ばれる白豚のモモ肉で作られた生ハムです。一方、ハモン・イベリコと呼ばれるイベリコ豚から造られた生ハムは高級生ハムとして有名で、その中でも、スペイン西部のデエサと呼ばれる林で放牧されるどんぐり(ベジョータ)の実だけを食べて育ったイベリコ豚の後足を材料に伝統的な製法で作られた生ハムは、「ハモン・イベリコ・デ・ベジョータ」と名づけられ最高級品とされています。
スペインならでは、というのでもありませんが、地中海沿岸圏共通の名物料理がヤリイカのリングフライ。スペインでは「カラマレス・フリートス」と呼ばれているこの料理、イタリアではカラマリ フリッティという名で親しまれており、ギリシャでもカラマリといえばこれが出てきます。地中海世界を旅すると一度は食べる料理でしょう。
そして何といってもパエーリャ。写真はイカ墨の濃厚なパエーリャで、一同至福のひと時を過ごしました。パエーリャ鍋という独特な小振りのフライパンにたっぷりオリーブ油をひいてにんにくを炒め、にんにくの香りが油に移ったら他の具材を炒めます。スープとイカスミを加えて強火にし、米を投入して吹きこぼれないよう注意しながら煮込むこと数分、水分がなくなってきたら火を止めてエビなどを飾りオーブンで13〜14分焼き、レモンを添えて出来上がり。意外と簡単ですのでぜひお試しください。


 

 

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