カールスタッドの街角スナップ

スウェディッシュ・ラリーのホストタウンとなったカールスタッドは、ヴェーネルン湖の北側のデルタ地帯の島や中州に発達した市街を中心に人口約8万人を擁するヴェルムランド地方最大の都市です。スウェーデン最大の湖であるスウェーデン中西部のヴェーネルン湖に浮かぶこの広大な島では、紀元1000年以前のヴァイキング時代から人々が生活してきたそうです。
今年のスウェーデンは暖冬で、あまり雪が降っていないのはラリーのレポートでお伝えしたとおりです。かつて冬になると全面凍結していた市内を流れる川も、今年はご覧のとおりまったく氷が張っていません。

カールスタードは何度か大火に見舞われており、最後に起こった1865年7月2日の大火の反省から、その後の市街の再建では街区がチェック模様のように整理され、広い道路には街路樹をたくさん植えるといった工夫がされています。
実際に街中を歩いてみると区画がすっきりしていて、ヨーロッパの多くの都市がそうですが電線が地上に無く、遊歩道も広々としています。冬の寒さのせいか、平日だからなのか、人が少ないのが印象的でした。歩道のあちこちや大きな建物の壁に、スウェディッシュ・ラリーのポスターが貼られていて、伝統あるホストタウンの趣を感じさせます。

カールスタッドはスウェーデンのロマン派の詩人を輩出している町でもあります。広場にはグスタフ・フレーディングの銅像やニルス・フェルリンのモダンアート的な像が置かれていました。グスタフ・フレーディングの詩は、シベリウスやヴィレーンといった作曲家が曲をつけてバレエ音楽にしていたり、有名な歌手が歌うこともあるので、クラシックファンなら聴いたことがあるかもしれません。
市場にはちょっと活気がありました。チューブ入りのキャビアペーストやタラコペースト、それに豪快に売られているお魚を見ると、ここが漁業の盛んな国だという実感が湧きます。値段も安い!1kgあたり、白身魚が128クローナ(=約2200円)、鮭が98クローナ(=約1600円)です。ちなみに、スウェーデンはEU加盟国ですがユーロを採用しないで昔ながらの通貨単位を使っており、5種の紙幣:20クローナ(ラーゲルレーヴ肖像:紫)、50クローナ(ジェニー・リンド肖像:黄色)、100クローナ(カール・フォン・リンネ肖像:緑)、500クローナ(カール11世国王肖像:茶色)、1000クローナ(グスタフヴァサ国王肖像)と3種類の硬貨:1クローナ(白銅貨)、5クローナ(白銅貨)、10クローナ(アルミ銅貨)が使われています。今は1クローナが大体16〜17円です。
最後に北欧名物のお菓子を少しご紹介します。炭のように黒いのが、甘草(リコリス)というハーブ(胃腸や喉などの炎症を抑えるそうです)の根から抽出したエキスをつかったソフトキャンディ。やわらかいキャラメルのような食べ応えで、味が少し薬っぽくほろ苦いです。これはデンマーク王室ご用達の1884年創業の伝統あるお菓子屋さんのものです。同じエキスを使ったグミもあって、やっぱり真っ黒でちょっと固く食べにくいです。他によく見かけたのは紐状のゴムのような飴やカラフルな駄菓子。北欧を旅するときにはこれらもぜひ一度試してみてくださいね。

 

 

 

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