スズキ、ホームカントリーでの挑戦がいよいよスタート

札幌ドームには、国内で開催される世界最高峰のラリー選手権の開幕を祝うべく、開会式典前から多くのラリーファンが詰めかけた。19時からのセレモニアルスタートでは数千人ものラリーファンが見守る中、総勢86台のラリーカーがスタートゲートをくぐり、ついに世界ラリー選手権第14戦、ラリー・ジャパンの幕が上がった。

過去4年間ラリー・ジャパンの拠点となってきた帯広から札幌に開催地が変更されたため、今年のラリー・ジャパンはどのドライバーにとっても未知のラリーとなる。
スズキにとって、このラリー・ジャパンは2008年の全15戦の中でも一際重要なイベントのひとつだ。今回初めて母国日本を走るSX4 WRCには、大きな期待が寄せられている。今年ラリー・ジャパンのホストタウンとなる札幌はオリンピックやワールドカップの開催された都市として国際的にも有名で、セレモニアルスタートが催された札幌ドームも、それらの国際的な大イベントの舞台としてよく知られている。
札幌ドームはまた、3日間のイベントを通じて5回スーパースペシャルステージとしても使われる。クルー達はドーム内に特設されたタイトなステージで華麗な走りを披露するだろう。
今日の午前中、クルー達は全長1.49kmのシェイクダウンステージに臨んだ。シェイクダウンステージとなったのは札幌ドームのスーパースペシャルステージだ。通常、シェイクダウンはチームがラリーカーを現地のコンディションに応じて調整するイベント開幕前最後のチャンスとなる。だが今回、全29SS中5SSとなる札幌ドームに特設されたスーパースペシャルステージのみターマックコースであるため、クルー達はシェイクダウン走行を通じてスーパースペシャルステージにおける的確なラインとブレーキングポイントの見極めに励んだ。スペシャルステージの大半を占めるグラベルコースの実際のコンディションに合わせた調整をするには、明日の昼のサービスを待たなければならない。


カーニュース
チームでは、SX4 WRCが母国のファンの前で最高のパフォーマンスを発揮できるよう、今日まで入念なチェックを繰り返してきた。2台のSX4 WRCは午前中のシェイクダウンを通じて完璧な信頼性を見せた。
身が縮むような寒さの屋外から一転、札幌ドーム内に設けられたステージは快適な気温に保たれていたが、冷えたタイヤが温まり特設されたアスファルト敷きのコースで十分なグリップを発揮するまでにはやはり時間がかかった。今回、ターマック2連戦明けのドライバー達にとっては夏のラリー・フィンランド以来のグラベル用ソフトコンパウンドタイヤとなるため、早くタイヤに慣れることが必要となる。
ステージでの外気温は3から7度という冷涼な気温で、デイ1に予定されていたSS3/7イセポ(13.67km)はコース上に積雪があったためにキャンセルされた。また、デイ3に2度の走行が予定されていたSS23/28シコツ(27.76km)は、レッキ走行によって深い轍が刻まれてしまったため、500m短縮された。
最近の開発によってSX4 WRCの性能やドライバビリティ、そして信頼性は大きな向上を遂げた。現在のスズキ・ワールドラリーチームの目標は、さらなる前進だ。


ドライバー・ニュース
トニ・ガルデマイスター選手 コメント
「普通、シェイクダウンと他のステージとでは少しだけ車のセッティングを変える。もちろん、それほど大きく変えることはないけどね。今回、何も変更しないでシェイクダウンのステージを走ったら、すごく難しかった。でも、他はフィンランドと似たようなコンディションだと予想しているから、フィンランドと同じようなセッティングにしてスタートするよ。走行テストにはならなかったけど、シェイクダウンステージの走行は面白かった。スーパースペシャルステージは運転するのが楽しいよ。幅は狭いし少しトリッキーだけど、グリップは高いし、レッキの時よりも良い感じだ。たくさんタイヤ跡が付いているからね!」

P-G・アンダーソン選手 コメント
「シェイクダウンではスーパースペシャルステージでの最速タイムを狙った。走れば走るほどグリップが高まったからね!今日はいい走り方が見つかったと思うよ。基本はニュージーランドの時と同じセッティングだけど、路面の凹凸が多いから、ダンパーだけは若干硬めにするつもりだ。明日はトラクションが低いと思うけれど、その分トリッキーなコンディションでも車が安定するだろう。」


チームニュース:
スズキ・ワールドラリーチーム ディレクター 稲垣秋介 コメント
「ラリー・ジャパンは私たちにとって今年最も重要なイベントです。当然、好成績を狙っています。とはいえ、私たちは現実を見なければなりません。SX4 WRCはシェイクダウンで安定した走りを見せ、今のところすべて順調ですが、ラリー・ジャパンは非常にトリッキーなイベントで、また、新しいルートですから予期できないことも多いです。幸い、それは私たちにとって不利なことではありませんが、だからといって助けにもならないでしょう。ですが、日本のファンの前でスタート台の上に2台のSX4 WRCが上がる姿を見ることができて万感の思いです。ドライバー達が明日からの3日間、最高の走りを見せることを期待しています。」


 
   
 
 
 
 
 

 

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