スズキ、ステージトップタイムを刻みデイ2を快走

ラリー・ジャパン2日目の今日は、昨日のステージとは大きく趣の異なる10個のステージがクルー達を迎えた。2台のSX4 WRCはデイ1に続き安定感のあるスマートな走りを見せ、ポイント圏内のポジションをキープした。デイ2の全行程を終えた今、SS19でステージタイム1位をマークしたトニ・ガルデマイスター選手は、暫定6位までポジションアップを果たした。SX4 WRCがステージ最速タイムをマークしたのは今回が初めてのことだ。また、午前のループを好タイムで快走したP-G・アンダーソン選手も、SS16でパンクを喫しタイヤ交換のためタイムロスしながらも、暫定7位の座を守った。SS11ではステージタイム2位を記録し、一時は暫定5位につけており、スズキ・ワールドラリーチームにとっては大きな成果となった。

デイ2のステージは初日のステージとは対照的な高速ステージが主体となり、ラフな路面とあいまってドライバー達には柔軟な対応が求められた。昨日に劣らずチャレンジングなコンディションとなったが、2台のSX4 WRCは合計約156kmに及ぶ10ステージを通じて高い信頼性を示し、両ドライバーの活躍を支えた。今年WRCに初めて全戦参加し、初めてのホームラリーに臨むスズキ・ワールドラリーチームにとって、この2日間のSX4 WRCの快走は大きな前進と言える。

明日はいよいよ最終日を迎える。その結果で今年のWRCタイトルがほぼ確定するが、スズキの両ドライバーには、今シーズンのSX4 WRC開発の集大成をかけて、ドライバーポイントの獲得が期待される。ラリーカーは朝6時にサービスパークからスタートし、合計距離は96.43km に及ぶ9ステージに挑む。


カーニュース
今年初めてWRCの舞台となった札幌エリアにおいて、SX4 WRCは昨日に続き数々の困難なコンディションに挑んだ。特に、午前の走行で各コーナーのイン側が削られ、土砂や石が走行ラインを覆うように散らばったため、午後のループではドライバー達は大幅に荒れた路面に直面することとなった。ラリー・ジャパン最長ステージ(約33km)を含む午後の6ステージでは、途中にサービスが挟まれないため、特に慎重なドライビングが重要となった。
2台とも、荒れた路面から車体を守るため車高を高く設定し、同時に、滑りやすいラリー・ジャパンのステージにおいてトラクションを稼ぐため、昼の30分間のサービスでサスペンションが柔らかめに調整されたが、それでもなおドライバー達には状況に応じた的確なハンドル操作が要求された。
1日を締めくくったのは、昨日同様、札幌ドームのスーパースペシャルステージ。2回走行するうち、1度目のアタックで堂々の最速タイムをマークしたガルデマイスター選手は、数万人もの観客の喝采を受けた。最終ステージでガルデマイスター車のリヤディファレンシャルギアにオーバーヒートの兆候が出たものの、デイ2を通じて2台のSX4 WRCは高い信頼性を発揮した。


ドライバーニュース
トニ・ガルデマイスター選手 コメント
「スズキ・ワールドラリーチーム史上初のステージトップタイムをマークできて、本当に嬉しいよ。今日のステージはとてもトリッキーだった。滑りやすいし先が読めないと言った難しさはあったけれど、午前中はわりと順調なペースで走れたよ。終盤になって、リアデフの調子が少し悪くなったけれど、ドライバーポイント圏内でデイ2を終えることができて良かった。明日もこの調子で行きたいね!」

P-G・アンダーソン選手 コメント
「やってしまった…。パンクなんて最低だ。でも路面は本当に粗くて、パンクは避けられない運命だったと思う。スタートから9kmくらい先の分岐のあたりで柔らかい路面がタイヤを引っ張るような感触があって、タイヤがホイールから外れてしまった。すぐタイヤ交換をしたよ。でも、それ以外は良い1日だった。ステージタイムでは2番手のタイムも出せたし、一時的には5位にも入った。SX4 WRCはずっと絶好調だったよ。これまでの開発の成果だね!」


チームニュース
スズキ・ワールドラリーチーム ディレクター 稲垣秋介 コメント
「スズキが今シーズン初めてWRCに全面参戦していることを考えれば、今回のラリー・ジャパンは、今のところ、非常に順調に進んでいます。トップ8以内のポジションは本当に快挙と言えます。SX4 WRCが高い信頼性を見せ、本来の性能を発揮していることを嬉しく思っています。明日もタフな1日となるでしょうから、ドライバー達には集中して無事に完走することを期待しています。」


DATE
SS 11
SS 12
SS 13
SS 14
SS 15
SS 16
SS 17
SS 18
SS 19
SS 20
11/1(土)
2.57
31.12
33.66
9.55
2.57
31.12
33.66
9.55
1.46
1.46


Pos.
Driver
Manufacturers
Time
1
ミッコ ヒルボネン
2:21:31.8
0.0
2
ヤリ マティ ラトヴァラ
2:21:47.3
+15.5
3
セバスチャン ローブ
2:22:25.3
+53.5
4
クリス アトキンソン
2:23:57.8
+2:26.0
5
マシュー ウィルソン
2:26:03.8
+4:31.6
6
トニ ガルデマイスター
2:26:10.3
+4:38.5
7
パー ガンナー アンダーソン
2:26:43.6
+5:11.8
8
フェデリコ ヴィラグラ
2:31:31.4
+9:59.6

 
   
 
 
 
 
 

 

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