ツイスティなコルシカを舞台に波乱の展開となったデイ2

2台のSX4 WRCは、数あるターマックイベントの中でも最も険しく名高いラリーと言われるラリー・ド・フランス‐ツール・ド・コルスにおいて、それぞれドライバーポイント、マニュファクチャラーポイントの獲得圏内でデイ1を終え、今朝順調なスタートを切った。しかし、ポイント圏内での完走を予感させる堅調な展開を見せたデイ1から一転、トニ・ガルデマイスター選手とP-G・アンダーソン選手はともにデイ2終盤のSS11でそれぞれトラブルに見舞われた。

午前、午後を通じてポイント圏内のポジションをキープして来たトニ・ガルデマイスター選手は、残念ながらSS11でフューエルプレッシャーに問題が生じ、ストップを余儀なくされた。別の選手がその地点を通過した直後に再度ステージに復帰したが、このトラブルで5分をロスし、同時に順位も5番手下げてしまった。前回3年前にツール・ド・コルスに出走した際は総合2位を獲得しているガルデマイスター選手だが、SS12では十分な追い上げもかなわず、デイ2を13位で終える結果となった。とはいえ、ガルデマイスター選手は今のところ、マニュファクチャラーポイント獲得圏内のポジションをキープしている。

P-G・アンダーソン選手は先週末のスペインでのアクシデントを反省し、今回は自信を取り戻すべく慎重なドライビングに徹してきたが、同じくSS11でストップした。SS11はカルカトッジョとプラージュ・ドゥ・レアモンの間の25km余りの区間で、昨年アンダーソン選手が2度目のJWRCタイトルを決めた際にライバルが脱落していった因縁のステージだ。今年はアンダーソン選手が、ステージのスタートから1.3kmほどの地点で砂利の浮いたコーナーに足をすくわれ痛恨のコースオフを喫した。午前のループの走行でラインが砂利で覆われており、SX4 WRCがコースサイドに向かってスケート靴のように滑り始めた時にはもはや対処するすべはなかった。コースオフしたアンダーソン選手はリタイアを決め、デイ2の走行を終えた。アンダーソン選手のSX4 WRCは今日アジャクシオのサービスパークで修理され、最終日となる明日スーパーラリーシステムによる再スタートを目指す。


カーニュース:
SS11でガルデマイスター選手の車両の燃料ポンプに問題が生じた以外、デイ2を通じて2台のSX4 WRCには特に大きなメカニカルトラブルは生じていない。


ドライバーニュース:
トニ・ガルデマイスター選手 コメント

「終盤、僕はスバルのブリス・ティラバッシ選手とツーリングカーレースをしているような状況になった。信じられないけど、彼の車に追い付いてしまい、そのステージの最後まで彼の後ろにぴったり付いて走る形になった―まるで牽引されているみたいにね。最後の2ステージでは大幅にタイムロスしてしまって悔しい思いをした。でも午前中は順調だったよ。SX4 WRCの状態も良く、僕たちにも特に問題はなかった。体調もちょっと好転してきていて、僕にとっては何よりだよ。」

P-G・アンダーソン選手 コメント
「午前中は好調だったよ。今日もカタルーニャでの失敗を克服しようと慎重に走った。正直に言って、攻めた走りをしたつもりはないよ。無事に完走することを心の底から願っていたからね。でも、残念ながらそれは叶わなかった。最後から2つ目のステージのスタートから少し行ったところで左コーナーに差し掛かった。コーナーをインカットしようとしたら、サンプガードが路面に当たってリアが滑りだして、結果的に車ごとコースを横切って反対側に行ってしまった。コースに復帰できなかったのでリタイアしたけれど、幸いSX4 WRCは無傷だから、明日は再スタートできると思うよ。」


チームニュース:
スズキ・ワールドラリーチーム ディレクター 稲垣秋介 コメント

「ドライバーは2人とも安定した走りを見せました。P-G選手が午後のSS11でリタイアしてしまったのは残念です。彼はいいタイムを出しており、おそらく自信も戻ってきていたのでしょう。ト二選手のステージタイムは常にトップ10以内で、風邪にも関わらず素晴らしい走りでした。最後の2ステージでのタイムロスはありましたが、彼の努力については本当に嬉しく思います。明日は2台揃って、コルシカ最終日に臨みます。ト二選手とP-G選手がスズキのドライバーとして険しいコルシカのステージで善戦することを期待しています。」




DATE
SS 07
SS 08
SS 09
SS 10
SS 11
SS 12
10/11(土)
38.27
8.60
17.12
38.27
8.60
17.12


Pos.
Driver
Manufacturers
Time
1
セバスチャン ローブ
2:31:27.9
0.0
2
ミッコ ヒルボネン
2:32:20.3
+52.4
3
フランソワ デュバル
2:32:24.6
+56.7
4
ヤリ マティ ラトヴァラ
2:33:18.5
+1:50.6
5
ペター ソルベルグ
2:33:40.9
+2:13.0
6
クリス アトキンソン
2:35:34.1
+4:06.2
7
ウルモ アーバ
2:37:17.8
+5:49.9
8
ブライス ティラバッシ
2:38:32.7
+7:04.8
13
トニ ガルデマイスター
2:43:18.3
+11:50.4
23
パー ガンナー アンダーソン
2:47:33.5
+16:05.6





 
   
 
 
 
 
 

 

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