スズキ、スペインのアスファルトにいよいよ挑戦

今日の夕刻、バルセロナから南に100km、有名なコスタ・ドラダに面するスペインのリゾート地であるサロウの街中でセレモニアルスタートが催され、ラリー・ド・エスパーニャが開幕した。
今回のイベントでは、総距離353kmに及ぶ18ステージが、クルーを待ち受けている。3日間かけて走るそれらのステージは、どれも流れるような高速ステージばかりだ。今年はこれまでにモンテカルロとドイツの2つのターマックイベントが開催されたが、どちらもWRCにおける典型的なターマックラリーとは言い難い。スペインは今年初めてのノーマルなターマックイベントであり、SX4 WRCを駆るトニ・ガルデマイスター選手とP-G・アンダーソン選手にとって刺激的なチャレンジとなるだろう。
今日の午前中、本番のステージと似た路面のステージでシェイクダウンが行われ、ドライバー達はそれぞれのSX4 WRCの最終的なセッティングを決定した。2台のSX4 WRCはシェイクダウンステージを数回走行し、その後は20時からサロウの中心部で催されるセレモニアルスタートに向けて整備が行われた。
例年、カタルーニャ地方を舞台とするこのラリーは、予測できない悪天候に悩まされがちだ。昨年のセレモニアルスタートが突然の雨のため急きょキャンセルされたことは記憶に新しい。幸い、今日は晴天に恵まれ暖かな1日となった。天気予報によれば、明日7時半から始まるデイ1も、終日ドライコンディションを保つ見込みだ。


カーニュース:
ラリー・ド・エスパーニャのステージに最適なセッティングを施すため、2台のSX4 WRCは午前中のシェイクダウンを数本走り、セッティングの改良に努めた。
SX4 WRCには、舗装路での走行性能を向上するため、ディファレンシャルギアとダンパーを筆頭に、いくつか新たな変更が加えられている。それが功を奏して、今やSX4 WRCは以前よりスムーズに走り、スペイン、そして1週間足らずの間をおいて続くフランスというターマック2連戦で必要となる急な切り返しにも機敏に対応できる。
ガルデマイスター選手とアンダーソン選手は4時間のシェイクダウンを活かして何度もセッティングの変更を施し、それぞれのドライビングスタイルに合うように調整した。今回はどの車両にもピレリのターマックタイヤが装着される。


ドライバーニュース:
トニ・ガルデマイスター選手 コメント

「どういうわけか、今回のラリーは、僕の記憶にあるこのラリーとは全く別物なんだ。路面は平滑になっているし、以前よりツイスティになっているような気がするよ。コルシカほどではないけれど、同じ方向性だね。僕のSX4 WRCは全体的にとても良く、ここのステージによく合っていると思う。とても運転しやすいんだ。シェイクダウンの間はいろいろと変更を行っていたから、かなり忙しかった。ラリーに出ると毎回何かしら新しいことをたくさん学ぶよ。今回、僕たちには良いパッケージのSX4 WRCがあるから、明日からのラリーは攻めの姿勢で走れるだろうと思う。順調に行けば僕たちはポイント圏内でフィニッシュできるだろうね。」


P-G・アンダーソン選手 コメント
「ドイツの後、僕らの車にはいくつか改良が施された。特にデフが変更されたおかげで、かなり運転しやすくなっているよ。よりスムーズになったし、ダイレクトになっているのを感じる。 ドイツではちょっと挙動がナーバスだと感じたけれど、そういう感覚はあまり感じなくなった。ステージの最初のほうで良いリズムをつかんで、それをキープして走れば、きっと速く走れるよ。僕らがこれから挑むスペインのステージはとてもハードだけど、今のところ、SX4 WRCに乗った感じからいって、ポイントを獲得して完走できると確信している。最も重要な要素は信頼性だと思うよ。」


チームニュース:
スズキ・ワールドラリーチーム ディレクター 稲垣秋介 コメント

「スペインは私たちにとって今年初めての伝統的なターマックイベントですので、今回、私たちはたくさんの課題を見つけるでしょう。 私たちはラリー・ドイッチェランドでのセットアップをベースに改良を進めてきました。ドイツのセッティングは、作業を進める上での良い基礎になりました。うまくいけば、今週末、この非常に要求の厳しいステージでさらに改良を続けることができるでしょう。 最も重要なことは、筋道を立てて作業し、ゴールに向けて着実に一歩近づくことです。」

 
   
 
 
 
 
 

 

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