2台のSX4 WRC、デイ2を完走し一歩前進

P-G・アンダーソン選手のコースオフ、トニ・ガルデマイスター選手のパンクと不運が続いた初日を乗り越えて、SX4 WRCを駆るスズキの両選手は今日、ノートラブルでラリー・ド・エスパーニャのデイ2を走り終えた。昨日のアクシデントで大幅なタイムロスを喫した両選手は、今日、気持ちを切り替えて、来週末に控えているツール・ド・コルスに向けたセッティングのテストに集中して取り組んだ。ツール・ド・コルスは、カタルーニャと同様アスファルト舗装のターマックイベントだ。

今日も3ステージが組み合わされたループを昼のサービスを挟んで午前と午後2回走るスケジュールで、SSの総距離は127km。無数のタイトコーナーと難易度の高いテクニカルセクションがクルーを待ち構えるデイ2のステージは、昨日のデイ1の比ではなく、今回のラリーの中で最もトリッキーという前評判だった。2台のSX4 WRCはその難関ステージを通じて終始トラブルとは無縁で本来のパフォーマンスを発揮し、十分な信頼性を示した。

デイ2を終えて、ガルデマイスター選手はポイント圏内をわずかに離れ、暫定15位につけている。一方、今朝スーパーラリー制度の恩恵を受けて再スタートを切ったアンダーソン選手は、昨日完走していないSS2からSS6の5ステージに対する25分のペナルティが加算されるため大幅に順位を落としたが、慎重な走りでデイ2を走り切った。

今朝、スタートの時間帯こそ肌寒い陽気だったが、その後は終日暖かく乾燥した天候が続き、SX4 WRCには午前・午後ともにピレリのハードコンパウンドタイヤが装着された。最終日となる明日は6ステージが予定されており、午後15時過ぎにビーチリゾートとして知られるサロウの街中でセレモニアルフィニッシュが行われる。


カーニュース:
当初のポイント獲得という望みは昨日の不運で潰えてしまったが、両選手は、次の週末に開催されるコルシカ島でのラリーに備えてセッティングの調整に集中して取り組み、今日の6ステージを十分に活用した。おもにダンパーとサスペンションのセッティングがテストの目的だが、同時に新しいピレリ製タイヤ、PZeroの評価も行った。
SX4 WRCの信頼性は高く、なるべく多くのデータを無事に持ち帰るため、どちらの選手も限界まで攻めた走りは控え安定したペースを守ったが、昨日終了時点から比べてガルデマイスター選手は2位、アンダーソン選手は24位、それぞれ順位を上げてデイ2を終えた。
今回のデイ2のステージは次戦、地中海に浮かぶコルシカ島のステージとコンディションが良く似ており、今日のテストで得られたデータはセッティングの決定にあたって極めて有意義な資料となるだろう。


ドライバーニュース:
トニ・ガルデマイスター選手 コメント

「午前中は、昨日に引き続き、アンダーステア傾向に悩まされたよ。おそらく僕のタイヤの使い方と関係があると思う。なぜアンダーステアになるのか理由を確かめて、解決方法を見つけておきたい。昼のサービスでセッティングを少し変更したところかなり改善されたから、明日は引き続きそれを検証するよ。できるだけいいセッティングでコルシカに臨みたいからね。昨日のパンクはアンラッキーだったけれど、今回、SX4 WRCの信頼性が高いのを実感している。パンクさえしていなければ、間違いなく10位以内には入っていたはずだよ。」

P-G・アンダーソン選手 コメント

「昨日、大きなタイムロスをしてしまったから、モチベーションを戻すのに少し時間がかかったよ。今日はどのステージもとにかく慎重に走って、同時にいくつかのセッティングをテストした。午前中はダンパーを少し調整して走り、今後に生かせそうな結果が得られた。今日は全くトラブルがなくて本当に良かった。ただ、出来ればもう少し高い順位で走りたかったね。」


チームニュース:
スズキ・ワールドラリーチーム 稲垣秋介 コメント

「今日はこのラリーで最もタフな1日でしたが、SX4 WRCは常に高い信頼性を見せました。それについては本当に満足しています。今日、我々は、敢えてステージタイムを気にせずに、次のコルシカに向けたテストを行いました。私たちは、ただ単に2台のSX4 WRCが無事に完走することを望んでいるのではありません。現状ではまだたくさんの課題がありますから、明日も引き続きそれらの課題に取り組むつもりです。」



DATE
SS 07
SS 08
SS 09
SS 10
SS 11
SS 12
10/4(土)
38.27
8.60
17.12
38.27
8.60
17.12


Pos.
Driver
Manufacturers
Time
1
セバスチャン ローブ
2:22:57.2
0.0
2
ダニエル ソルド
2:23:24.9
+27.7
3
フランソワ デュバル
2:23:48.6
+51.4
4
ミッコ ヒルボネン
2:24:01.8
+1:04.6
5
ペター ソルベルグ
2:26:04.1
+3:06.9
6
ウルモ アーバ
2:26:05.5
+3:08.3
7
クリス アトキンソン
2:26:39.9
+3:42.7
8
ヤリ マティ ラトヴァラ
2:26:43.3
+3:16.1
15
トニ ガルデマイスター
2:31:55.4
+8:58.2
43
パー ガンナー アンダーソン
2:53:22.3
+30:25.1




 
   
 
 
 
 
 

 

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