序盤から不運に見舞われたスズキ、前向きな姿勢は崩さず

今シーズン初の正統派ターマックイベントとなるラリー・ド・エスパーニャの本番が今日始まり、クルー達は3つのSSからなるループを2回走行し、計6SSに臨んだ。ループとループの合間には、バルセロナ南に位置するヨーロッパ最大のテーマパーク、ポルト・アベンチュラでのサービスが設けられている。
極めてタフな1日を終えて、SX4 WRCを駆るトニ・ガルデマイスター選手は暫定総合17位にランクインした。ガルデマイスター選手は、SS5での右フロントタイヤのパンクにより、約2分半のタイムロスを喫している。とはいえ、スペインでのポイント獲得のチャンスが消えたわけではない。ポイントを獲得できるかどうかは残るデイ2とデイ3の結果次第だ。
一方、チームメイトのP-G・アンダーソン選手は序盤のSS2で不運に見舞われ、コースオフを喫した。SS1でトップ10に入るタイムを収めた直後の出来事だった。幸い、SX4 WRCに目立った損傷はなく、アンダーソン選手は明日、スーパーラリー制度に基づき再出走する見込みだ。ただし、完走できなかったステージ1か所につき5分のペナルティが課される。
デイ1は、合計131kmに及ぶ6ステージから構成されており、中には今回のラリーで最長のステージも含まれている。今朝の気温は冷涼だったが、昼が近付くにつれ徐々に暖かくなってきた。これに伴って、ドライバーの大多数がピレリのターマック用ハードコンパウンドタイヤを終日装着した。
今回、ラリー・ド・エスパーニャはところどころに新規のステージを採用しており、今年のステージは過去のステージよりもツイスティで低速化していると評されている。このため、ドライバー達はしばしば走り慣れない道を走らなければならない。
幸いなことに、今のところ、ガルデマイスター選手の駆るSX4 WRCは、今シーズン中盤から引き続き、高い信頼性を見せている。


カーニュース:
デイ1を通じて、2台のSX4 WRCには特に問題は生じていない。ただし、午前のループのステージではアスファルト路面が滑りやすく、ガルデマイスター選手はグリップ不足に悩まされた。アンダーステア傾向やスピンといったトラクション不足によるトラブルを解消するために、昼のサービスでは、サスペンションを柔らかくする方向で調整を行った。
サービスでのセッティング変更は功を奏したが、残念ながら今日の最終ステージの一歩手前で右フロントタイヤがパンクする憂き目に遭った。
アンダーソン選手もSS1はノートラブルで走り、ステージタイム10位をマークしている。アンダーソン選手は、引き続き経験を重ねドライビングを成熟させるために、明日再びSX4 WRCを駆ってチャレンジングなスペインのターマックステージに復帰することを望んでいる。


ドライバーニュース:
トニ・ガルデマイスター選手 コメント

「P-G選手がSS2でコースオフしたことを聞いて、僕は午前のループをとにかく慎重に走ったよ。 昼のサービスの間、いくつかセッティングを変更して、サスペンションの具合は間違いなく良くなった。だけどSS5のスタート地点から10kmほどのところでタイヤがパンクしてしまって、セッティングの良さを示すことはできなかったね。SS5はパンクしたまま走りきって、最後のステージの前にホイールを交換したけれど、その時点で既に2分半ロスしていた。」


P-G・アンダーソン選手 コメント
「SS2でコースオフしたのは僕の失敗なんだ。ペースノートがちょっと楽観的過ぎたみたいで、ゴール地点から2kmほど手前のある左コーナーに侵入するときのスピードが速すぎた。なんとか曲がりきれるだろうと思ったけれど、コーナー出口のあたりでかなりアンダーステア傾向になっていて、そのまま急勾配の土手から落ちてしまった。幸いSX4 WRCには全然ダメージがなかったけれど、土手の傾斜がとてもきつかったから、残念なことに自力でコースに復帰できなかった。明日、再スタートして走り続けられるのは、僕にとってせめてもの救いだよ。」


チームニュース:
スズキ・ワールドラリーチーム ディレクター 稲垣秋介 コメント

「まさに予期していた通り、ラリー・ド・エスパーニャのデイ1はスズキ・ワールドラリーチームに大きな試練をもたらしました。今日の出来事は、どれも少なからず不運なことだったと言うべきでしょう。ペースノートのミスは常々起こってもおかしくのないミスですが、それがP-Gにとって初日の2つ目のステージだったこと、また、土手の勾配が急でコースに復帰できなかったことはとても残念です。ト二選手もパンクを喫しており、万事好調とは言えません。とはいえ、少なくとも私たちには2台の問題のないSX4 WRCがあり、明日・明後日にはそれぞれチャレンジングなデイ2・デイ3を走るチャンスが残されています。」



DATE
SS 01
SS 02
SS 03
SS 04
SS 05
SS 06
10/3(金)
20.48
21.26
24.14
20.48
21.26
24.14


Pos.
Driver
Manufacturers
Time
1
セバスチャン ローブ
1:10:11.5
0.0
2
ダニエル ソルド
1:10:27.3
+15.8
3
フランソワ デュバル
1:10:52.8
+41.3
4
ミッコ ヒルボネン
1:10:55.6
+44.1
5
ペター ソルベルグ
1:11:59.0
+1:47.5
6
ウルモ アーバ
1:12:12.7
+2:01.2
7
ヤリ マティ ラトヴァラ
1:12:15.9
+2:01.2
8
クリス アトキンソン
1:12:24.9
+2:01.2
17
トニ ガルデマイスター
1:15:58.3
+3:48.0


 
   
 
 
   
 
 

 

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