伝説の舞台 ウェールズ

今年のWRC最終戦の舞台となったウェールズ地方。イギリスはイングランドとスコットランド、そしてウェールズと北アイルランドといったかつて独立していた国々が合わさってできた国で、それぞれの地域が固有の文化を誇っています。グレートブリテン島南西部のウェールズは特に独特の文化や言語を持ち、強い民族意識で知られています。

森林や湖、丘陵、海岸などの豊かな自然で知られ、面積の約20パーセントが国立公園に指定されているウェールズは数々の伝説に彩られています。特に有名なのは赤い竜の伝承とアーサー王伝説。赤い竜はウェールズを象徴するモチーフで、今日のウェールズの国旗にも描かれ、守護神として人々に親しまれています。5世紀から6世紀ごろ実在したと伝えられるブリトンの伝説的英雄アーサー王の伝説は、魔術師マーリンの「赤い竜はブリトン人、白い竜はサクソン人。この争いはコーンウォールの猪が現れて白い竜を踏みつぶすまで終わらない。」という予言で始まります。火の竜のような彗星に導かれてサクソン軍を退けブリトンを束ねた武将の子として生まれたアーサーは、「引き抜いた者はブリトンの王となる」と記された台座に刺さっていたカリバーンと呼ばれる剣を引き抜いて見せ、その後実際に王位につき、「コーンウォールの猪」として反抗する諸侯や侵入者たちと戦い、ブリテン島全土を数十年間統治したといわれています。

東以外の3方を海に囲まれた土地柄、年間を通じて天候不順なウェールズ。空にはしばしば美しい虹が架かります。幸い今回のラリー中は去年のような豪雨もなく、曇天の合間に晴れ間ものぞくような良い天気でしたが、代わりに強い寒波が一帯を覆い、皆厚着してストーブの前で寒さをしのぐ格好になりました。

朝夕の気温は氷点下まで下がり、路面は霜と氷で覆われました。車のルーフやボンネットもこの通り。サービステントの地面に敷いたビニルシートも、夜のうちに露が凍り、メカニックたちは毎朝掃除にいそしみました。

週末、お昼のサービスの際に全身スズキグッズで固めた地元の子供たちが応援に来てくれました。鮮やかなスズキのイエローは元気な子供たちによく似合い、サービスパークに彩りを添えていました。


 

 

Rd.15 GB
MORE>>


Rd.15 GB
デイ3
MORE>>
 
 
 
 
 
  伝説の舞台 ウェールズ
MORE >>
  ラリー・ジャパン パドック編
MORE >>
  トニ選手と、P‐G選手のジャパン・ツアー
MORE >>




#10 メカニックの素顔:ステファン・エリクソン
MORE>>


#09 メカニックの素顔:エサ・ハッキネン
MORE>>