ラリー・ジャパン パドック編

このコラムでは、ラリーウィークのスズキ・ワールドラリーチームの様子やこぼれ話をお伝えします。


人工芝で野球と天然芝でサッカーの両方を開催している完全屋内スタジアムとして有名な札幌ドーム。普段は屋外(オープンアリーナ)で養生されている天然芝グラウンドが、サッカーの試合がある時だけドーム内(クローズドアリーナ)に移動するという画期的な構造になっています。今回のラリー・ジャパンでは、その天然芝グラウンドは外に出され、人工芝を外し剥き出しにしたコンクリートの床の上にスーパースペシャルステージ(SSS)が特設されました。このコンクリートは、遠目に見てもまるで氷のようで、ドライバー達からも滑りやすいとのコメントがあり、かなりの難ステージとなりましたが、デイ2でトニ選手がSSSトップタイムを叩き出した瞬間の観客席からの歓声は、スズキ・ワールドラリーチームにとって最高のファンファーレとなりました。今年は初めての札幌開催でしたが、地の利の良さもあってか日本中から多くのラリーファンが集まり、木曜日のセレモニアルスタート直前に札幌ドームで催されたラリーショーも大盛況でした。

デイ1の走行が行われた金曜日の晩には雑誌「WRCプラス」主催のパーティが開催され、サプライズでスズキのドライバー達と稲垣チームディレクターが出席。ファンとの交流を深め、士気を新たにしました。ドライバー達はお客様からの質問にぶっつけ本番で臨み、「スズキはいつポディウムに上りますか?」との質問にトニ選手が「明後日になれば分かる」と自信ありげに答えると、P-G選手も「車もだんだん良くなって来ているので、きっと1年以内には一番高い所に登るよ」と強気の発言で会場を沸かせました。
     

朝と昼のサービス中はサービスパーク中が大賑わい。スズキのテントにも大勢のファンが選手たちの激励に来てくれました。ハロウィンの仮装には外国人スタッフが大喜び。さらにP-G選手にスペシャルデザインのマフラーをプレゼントしてくれるファンも…!今回サービスパークに出入りする際には、スズキを応援する黄色いフラッグが数多く振られ、ドライバー達だけでなくメカニックやエンジニアといったスタッフにとっても大きな励みになりました。
     

ホームラウンドの今回、スズキ・ワールドラリーチームでは多くの日本人スタッフが現地に出撃していました。サービスの様子などをご覧になった方は日本人の多さに驚いたのではないでしょうか?ケータリングサービスのスタッフも今回は日本人で、昼食や夕食には日本人スタッフには嬉しい和食が登場。しかし日本人にはうれしい味噌汁は、外国人スタッフの口にはあまり合わないようでした。
今回のラリー期間中に、P-G車両のメカニックを務めるイギリス人メカニック、イアン・エヴァンスが43歳の誕生日を迎え、ささやかながらケーキでお祝いしました。外はストーブが欠かせない位の寒さでしたが、サービスパークは母国開催ならではのアットホームな穏やかムードに包まれていました。


テントの裏手に回ると、スタッフや選手の移動車両が並んでいます。まず目を引くのが、「長安鈴木」のエンブレムが渋い左ハンドルのSX4セダン。今回、日本国内仕様の右ハンドルのSX4ではレッキ車両として使えないため、代わりにスズキから急遽持ち込まれた車両で、レッキ車両だけでなく選手の移動用車両としても使われました。一方、他のスタッフの移動用車両となったのはラリー・ジャパンのオフィシャルサプライヤーにもなっているニッポンレンタカー様からお借りしたラリー・ジャパンのロゴ入りのSX4でした。

最後に、パドックとは別な場所に設けられたブースの様子もご紹介します。今回、日本での開催とあって国内のメーカーはそれぞれ大規模な出展ブースを設けていました。スズキのブースにはSX4 WRCの展示車両とスイフトスポーツ、SX4、スプラッシュといった現行の市販車各種が並び、他メーカーもまるで東京モーターショーのブースが丸ごとやってきたかのような大々的な展示を行っていました。また、賑わいを見せていたのが、選手やスタッフが着用しているチームウェアとお揃いのジャケットやTシャツが売られているラリーグッズショップ。スポーツ観戦では応援するチームのカラーに染まるのも良い思い出のひとつ。世界中でもっとたくさんの人が黄色いウェアを着てくれるように、チーム一同がんばります!


 

 

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