#06 ホームストーリー : トミ・トゥオミネン


【基本情報】

国籍 フィンランド
生年月日 1971年 11月 8日
出生地 フィンランド ヘルシンキ
既婚、7歳の娘あり

【インタビュー】

自分の性格を簡単に説明してください
24時間いつもフルパワー。でも、そのうち20時間は頑張りすぎだと思う。

この家で一番気に入っているのはどこ?
(※このインタビューはトミ選手の家のテラスで行いました。)
日が当るところ。暖かいのが好きなんだ。暖かいときには外にいるのが好きだよ。僕はフィンランドに住んでいるけど、冬と雪は好きじゃない。僕にとって重要なのは、ここが娘にとっていい環境だということだ。ここなら、娘は安心して遊んでいられる。
個人的には、このテラスでバーベキューができるのが気に入っているよ。グリルで食べ物を焼くのが趣味なんだ。

あなたにとって一番大切な人は誰?
僕にとって大事な人は2人いる。それは妻と娘。彼女たちはいつも僕にたくさんのパワーとポジティヴなエネルギーをくれるんだ。2人とも特別でかけがえのない存在なんだ。

お気に入りの旅行先はどこ?
やっぱり家だね。ラリーに出かけるのは好きだけど、帰る日はいつも楽しみにしている。ラリーの期間中はラリーを楽しんでいるけど、それが終わるとすぐ飛行機に乗ってヘルシンキ空港に着いて自分の車に乗り込むんだ。そこからはたった45分ほどで家に着く。この家と、この辺の地元は僕にとって非常に重要な場所なんだ。

WRCのドライバーとして仕事中のあなたとプライベートな時間のあなたは別な性格?
それに答えるのはすごく難しいんだけど、ラリーの最中は素の自分とはちょっと違っていると思う。ラリーのときはいつでもエネルギーをたくさん使っているよ。ラリーに行くと、試すということはしない。その代わり、すべてを120%の力でやる。もし何かうまくいかないと、僕はすぐにカッとなってしまう。というのも、ラリーの間は本当に集中していて、仕事をこなすことだけに専念しているからね。ラリーでの性格はそんな感じ。で、ラリーが終わるとそういうのはどこかに行ってしまう。まず、ラリーが終わるとアドレナリンが血中に放出されるのか、ひどい頭痛にやられるんだ。ラリーの間の性格は、そのアドレナリンによるんだろうな。趣味をやっている時の僕は―たとえばバンドでセッションをやるような時は、全然コ・ドライバーとは別人だよ。もしかしたら僕の中には2、3人の人格がいるのかもしれないね!

5年後の自分はどうなっていると思う?
わからない。これからの5年間で自分がどこにいるか、はっきりしたことは言えないな。5年後、まだWRCの世界にいるかもしれないし、そうじゃないかもしれない。まだたった36歳だけど、すでに僕はこれまでの人生でいろいろなことをやってきたつもりだ。僕が望むのは、ただ、5年後も家族とともにいることだよ。娘は12歳になって、難しいお年ごろに突入するだろうな。家族全員元気で、僕が何か自分の気に入る仕事をできていたら、それでいい。現時点では、それがWRCのコ・ドライバーなんだ。

【トミ選手の住まい】
フィンランド語でロヒャ、スウェーデン語でロヨと呼ばれるフィンランド、ウーシマー県の町にトミ選手の家はあります。町の住民の多くはフィンランド語を話しますが、スウェーデン語を話す住民もいて、町中には2カ国語の表記がしばしば見られます。中世にはすでに交易の拠点として知られ、14世紀初頭以来ウーシマー県西部の人口と経済の中心地であったロヒャは、その後、フィンランドにおける鉱工業の先駆的な拠点としても名を馳せます。また今日では、ロヒャは園芸農業とガーデニングの伝統でも有名で、石灰石と林檎が町のシンボルとなっています。
ロヒャはヘルシンキの市街地から比較的近く、交通網も整備されています。ヘルシンキからロヒャまでは1時間足らずでつきます。
ロヒャの景色といえば、たくさんの荘園と庭園が印象的です。ロヒャはフィンランド南部の最大の湖水地帯、ロヒャ湖の分水嶺によって区分されています。

フィンランド南部 ロヒャ
座標:60°15'0" N, 24°7'0" E
面積:356.24 km2
人口:37,133人
人口密度:133.1人/km2
ウェブサイト:http://www.lohja.fi




【おまけインタビュー】

僕の夢はロック・バンドを組むことだったんだ。2005年に僕のいとこが趣味としてやっているバンドに入らないかと持ちかけてきた。彼はそのとき、健康上の理由でバンドを離れていたんだけど、彼は僕をベースのアキ・レティとギターのヤーコ・イェルヴィネンに紹介してくれた。僕は彼らと会って、1週間後には最初のライブをやっていた。それ以来、バンドを続けていけるように話しあいを重ねて、おかげさまで今も続いている。僕以外のメンバーは皆プロのミュージシャンで、僕も彼らと組めば生計を立てられるかもしれない。楽しみながらね。でもやっぱり、趣味にとどめておくよ。彼らは普段、それぞれのバンドでオリジナルの曲をやっている。ヤーコのいるムーサ、アキがベースをやっているカルディアはどちらもフィンランドでは皆が知っているような有名なクランチ・ロック・バンドなんだ。僕らのバンド、Fidel Bistroでは、誰もが知っているような曲のカバーしかやらない。それはそれでとても楽しいよ。僕らは年にだいたい5〜10回ライブをやる。プロの2人はとても忙しいのだけれど、絶対に一緒にプレイする時間を作ってくれるんだ。

僕は1971年に生まれた。当時、エルヴィス・プレスリーはまだビッグ・スターだった。僕が最初に聞いたロックの歌はたぶん、「トゥッティ・フルッティ」だと思う。10歳ぐらいのころ、何人かの友達とバンドを組んだ。プラスチックやテーブルなんかを利用して楽器を作ったっけ。ロックがずっと好き。でも、ロック以外の曲も聴くよ。スロー・ミュージックとか。懐は広いんだ。お気に入りのバンドはもちろんカルディアとムーサ。本当は特定のものに絞るのは難しいんだけど。特別な理想はないんだ。たくさん良い歌手がいる。いつか人生を方向転換する時が来たら、何人かは僕と一緒に人生を変えるかもしれないけど、その人たちの名前は挙げられない。とはいえ、僕はもうじき37歳で、もう理想は追うつもりもない。本当にただの趣味なんだ。

僕は家族とたくさんの時間を過ごす。特に娘とは、動物園に行ったり、休暇には妻も一緒に湖に泳ぎに行ったりする。僕も妻も娘を大事にしている。娘は自分が泳げると思っているんだけど、本当は泳げないんだ。だから、僕らは必ず娘のそばにいるんだ。

普段はよく走ったり、たまにマウンテンバイクに乗ったりするよ。でもマウンテンバイクは結構危険で、数年前に手を怪我したこともあるんだ。それから料理もするし、みんなが好むようなことが普通に好きだよ。スポーツはあまり重視していない。したいときだけやるって感じ。しなくちゃいけないっていうのは嫌いなんだ。だから、走りたいときは走るし、そうじゃない時は走らない。

冬になると、アイスホッケーをするよ。僕が所属しているチーム、Zoomはヘルシンキが拠点で、火曜と金曜の朝、週に2度活動している。チームメンバーはテレビや劇場で活躍しているようなフィンランドで有名な人たちばかりだけど、アイスホッケーをしている最中はそんな肩書はなくなって、ただの1プレイヤーになる。僕はゴール・キーパーをやっているよ。僕はいつでもゴール・キーパーなんだ。12〜13年ほどやっているサッカーでもね...。バスケットボールかバレーボールにもチャレンジしてみたいと思っている。どちらもゴール・キーパーがない競技だから、きっと新鮮だろうな。

 


 

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