スズキ、タフなデイ1のステージで健闘

スズキのホームカントリーで開催されるラリー・ジャパンの初日は、不順な天候によって波乱に満ちた展開となった。朝から気温は寒く、曇り空から一転、夕方からは札幌一帯を雨が覆った。SS3とSS7は標高の高い部分に無視できない量の積雪があったためキャンセルされ、午後のSS6は途中で中止された。さらにSS8もキャンセルとなり、進行がやや乱れる結果となった。デイ1を締めくくる札幌ドームでのスーパースペシャルステージは無事に行われ、クルー達は観客の熱い声援を受けながら華麗な走りを披露した。完全に上空が覆われたスタジアムをラリーカーが同時に走行するのは今回が初めてだが、サイド・バイ・サイドのエキサイティングなバトルに会場は大いに盛り上がった。

今日のステージはおおむね道幅が狭く、泥が浮いていたため非常に滑りやすいコンディションだったが、幸い2台のSX4 WRCには終始トラブルもなく、P-G・アンダーソン選手は7位、トニ・ガルデマイスター選手は8位と、ともにドライバーポイント圏内でデイ1を終えた。両選手には、引き続き明日のステージをノートラブルで走り切り、さらに足場を固めてゆくことが期待される。両選手が明日トップ8以内のタイムを維持できれば、上位へのランクインも夢ではない。
明日は合計156.78kmに及ぶ10SSがラリーカーを待ち受ける。今日のステージよりも道幅の広い高速ステージ揃いで、ミスのないスマートな走りが求められる。走行は朝7:30から開始される。


カーニュース:
昨日、スーパースペシャルステージがシェイクダウンに用いられたため、デイ1のグラベルステージはクルー達にとって未知の要素が大きいチャレンジとなった。午前のループと午後のループの間に設けられた30分間のサービスでは、2台のSX4 WRCのセッティングにあまり大きな変更は加えられていない。コンクリートで舗装されたスーパースペシャルステージも、完全にグラベル仕様のタイヤとセッティングで走行した。ドライバー達は、幸い、トラクションとグリップの低いラリー・ジャパンの路面における現状のハンドリング性能に満足を示している。
今日の最終サービスでは、デイ2に備えてサスペンションのセッティング変更が行われた。デイ1を通じて2台のSX4 WRCは十分な信頼性を示しており、残る2日間の好走が期待される。

今回、ガルデマイスター選手の車両のボンネットとリアウィンドウには、一風変わった「ステッカー」が貼り付けられている。ガルデマイスター選手は、所持しているモナコの免許証が、日本では国際免許証として承認されていないため、ラリーに先立ち北海道内の免許センターで試験を受け日本の運転免許を取得したが、まだ1週間しかたっていないため、「初心者マーク」を貼らなければならないのだ。ベテランラリードライバーの駆る車両に初々しい若葉マークが貼られた姿は、そこかしこで注目の的となった。


ドライバー・ニュース:
トニ・ガルデマイスター選手 コメント

「今日の午前のステージはとても滑りやすく、コース脇には雪もあって、トラクションもかかりにくかった。今晩、少しセッティングを変えるから、明日はもう少し走りやすくなると思うよ。デイ1をポイント圏内で走ることができて良かった。明日も無茶な走りは避けて、このポジションをキープしたい。スーパースペシャルステージは最高だよ!観客席から観たら本当にエキサイティングだろうね。」

P-G・アンダーソン選手 コメント
「久しぶりのグラベルラリーで、とても嬉しい。ターマックよりもグラベルのほうが好きなんだ。今日はいいスタートを切ることができたと思うよ。ステージはどれもテクニカルでトリッキーだったけれどね。明日や日曜はもっと余裕をもって走ることができるだろう。現状、僕たちは好ポジションにいるし、SX4 WRCも好調だ。ミスをしないようにして、成績につなげて行きたい。」


チームニュース:
スズキ・ワールドラリーチーム ディレクター 稲垣秋介 コメント

「ラリー・ジャパンのデイ1を終え、2台のSX4 WRCはともにポイント獲得圏内にランクインしており、2人の選手の仕事ぶりに満足しています。とはいえ、明日からの2日間にわたって合計19SSが残っていますから、油断は禁物です。かなり難しいコンディションですが、幸い、今のところ両選手とも速さと安全性のバランスをきちんと把握できているようです。選手たちには明日からもその調子で走ってほしいとリクエストしています。日本人のファンの方々には大変感謝しています。今回、皆さんからの応援を受けて、チーム員一同大いに勇気づけられています。」


DATE
SS 01
SS 02
SS 03
SS 04
SS 05
SS 06
SS 07
SS 08
SS 09
SS 10
10/31(金)
13.24
11.10
13.67
5.74
13.24
11.10
13.67
5.74
1.46
1.46


Pos.
Driver
Manufacturers
Time
1
ミッコ ヒルボネン
42:40.8
0.0
2
ヤリ マティ ラトヴァラ
43:07.0
+26.2
3
セバスチャン ローブ
43:11.4
+30.6
4
クリス アトキンソン
43:41.1
+1:00.3
5
ペター ソルベルグ
43:42.8
+1:02.0
6
マシュー ウィルソン
43:52:0
+1:11.2
7
パー ガンナー アンダーソン
43:52.4
+1:11.6
8
トニ ガルデマイスター
44:17.6
+1:36.8


 
   
 
 
   
 
 

 

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