スズキ、コルシカを完走しポイント獲得

ドラマチックかつチャレンジングなコルシカの山岳路を舞台にした刺激的なイベントを終え、スズキ・ワールドラリーチームは今後のSX4 WRC開発に関わるいくつかの重要な教訓を得た。荒れた路面と想像以上に暖かな陽気、そして多くのドラマに彩られた3日間のタフな戦いを終え、トニ・ガルデマイスター選手はマニュファクチャラーポイントを1ポイント獲得した。

SX4 WRCを駆る2人のドライバーは、デイ2にそれぞれアクシデントで大きなタイムロスを喫しながらもデイ3で巻き返しを図り、ガルデマイスター選手は13位、若手のP-G・アンダーソン選手は17位で今年のラリー・ド・フランス‐ツール・ド・コルスを終えた。パーフェクトな結果ではないものの、現状のSX4 WRCのターマックにおける性能を把握し、ポイントを獲得できるポテンシャルを確認することができ、スズキ・ワールドラリーチームにとっては充実した内容のイベントとなった。

2008年のWRC全15戦のうち最後のターマックラリーであるツール・ド・コルスの最終日は、イベント最長ステージを含む伝統的な4ステージでタイムが競われた。今日のSSの総距離は116kmに及ぶ。今回の最長ステージは昨年も使われたステージの逆走で、実質的には昨年のステージとは全く別なステージとなった。
天候は今日も暖かく乾燥しており、クルー達が2ステージからなるループを2度走る間も乱れることはなかった。一方、路面コンディションは、1度目のループでラリーカーがインカットした際に掻き出した大量の砂利がライン上に散乱し、2度目のループではかなりルーズになっていた。
最終日の過酷なチャレンジを通じて、2台のSX4 WRCはシーズン後半に入って以来の安定したパフォーマンスを発揮し、十分な信頼性を示した。


カーニュース:
2台のSX4 WRCは再びデイ3において非の打ちどころのない性能を示した。昨日終盤にフューエルプレッシャーのトラブルによりガルデマイスター選手がタイムロスを喫したが、トラブルが生じる前のステージでは風邪にも関わらず上位8位以内のステージタイムをキープしていた。ガルデマイスター選手は、今日、グリップとトラクションを向上するため異なるセッティングを試し、SX4 WRCの今後の開発に向けた有意義なデータを収集した。
アンダーソン選手は、昨日終盤に砂利の浮いたコーナーでコースオフを喫し調子を崩していたため、復調にやや時間を要した。今朝スーパーラリーシステムにより再スタートしたアンダーソン選手は、今日の4ステージを、コルシカのコースの慣熟走行とアスファルトでのドライビングテクニックの確認に充てた。また、ガルデマイスター選手同様セッティングを変えており、パラメータを変えることによってSX4 WRCの挙動がどう変化するかテストを行った。
気温が昨日よりも若干涼しかったため、ピレリ製タイヤを装着したSX4 WRCは昨日よりも高いコントロール性を示した。


ドライバーニュース:
トニ・ガルデマイスター選手 コメント

「初日は本当に病気にかかっている感じだったけれど、昨日今日と体調は徐々に良くなってきている。金曜の午後は正直なところ運転を続けるのがつらかったから、回復してきてホッとしているよ。SX4 WRCの調子は概ね良かった。今回のイベントを通じていろいろと改良もできた。今日のステージは運転していて楽しかったよ。もちろん、無事完走してポイントを獲得するという目標は常に念頭にあったけれどね。次は日本に行って再びグラベルラリーだ。とても楽しみだよ!」

P-G・アンダーソン選手 コメント
「今回のラリーでの最大の問題は自分自身だ。前回スペインでコースオフして、今回も同じことをしてしまった。最終日の今日は、これ以上失敗しないように、とにかく安全な走りで完走を目指した。SX4 WRCは最初から最後まで快調だった。サスペンションのセッティングを柔らかくしてみたら、面白いデータも得られた。僕たちは日々新しいことを学んでいる。きっと残っている2つのラリーには自信を持って臨めると思うよ。」


チームニュース:
スズキ・ワールドラリーチーム ディレクター 稲垣秋介 コメント

「コルシカは例年通り実にチャレンジングでした。凹凸の多い路面は、場所によっては非常に滑りやすく、またタイヤを摩耗させ、ラリーカーを翻弄します。このように複合的なコンディションでは、多くのパラメータを変えてSX4 WRCの性能を試すことができます。そうしたテストは車両の開発を続けるうえで非常に重要なことです。ト二選手は病気に苦しみながらも素晴らしい仕事をしてくれました。P-G選手は経験の少なさを実感していましたが、今回のイベントを通じてかなり成長していました。次はチームの皆にとってとてもエキサイティングなイベント、私たちのホームカントリーで開催されるラリー・ジャパンです!もちろんホームイベントでは勇姿を披露したいと思います。」

DATE
SS 13
SS 14
SS 15
SS 16
10/12(日)
31.81
26.32
31.81
26.32


Pos.
Driver
Manufacturers
Time
1
セバスチャン ローブ
3:42:58.0
0.0
2
ミッコ ヒルボネン
3:46:22.7
+3:24.7
3
フランソワ デュバル
3:46:29.6
+3:31.6
4
ヤリ マティ ラトヴァラ
3:46:35.5
+3:37.5
5
ペター ソルベルグ
3:48:33.4
+5:35.4
6
クリス アトキンソン
3:49:08.4
+6:10.4
7
ウルモ アーバ
3:50:23.2
+7:25.2
8
マシュー ウィルソン
3:52:00.2
+9:02.2
13
トニ ガルデマイスター
3:57:29.2
+14:31.2
17
パー ガンナー アンダーソン
4:01:55.0
+18:57.0






 
   
 
 
 
 
 

 

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