スズキ、堅実な走りでマニュファクチャラーポイントを獲得

数あるWRCイベントの中でもタフなターマックイベントとして知られるラリー・ドイッチェランドのデイ3が終了した。スズキ・ワールドラリーチームの2台のSX4 WRCは堅実な走りで合計距離352kmに及ぶ19SSを完走し、トリーアでフィニッシュラインを通過。トニ・ガルデマイスター選手は総合10位でラリーを終え、マニュファクチャラーポイントを1点獲得した。一方、P-G・アンダーソン選手は昨日コースサイドにヒットして喫したタイムロスを挽回しきれず、総合15位でラリーを終えた。
デイ3をしめくくる最終ステージは、トリーア中心部、ポルタ・ニグラのたもとに設けられた表彰台に至る直前のスーパースペシャルステージ。そのスーパースペシャルステージ以外の今日の4SSはおおむね10月に走ることになるスペインやコルシカといった伝統的なアスファルトラリーの路面に近いコンディションで、スズキ・ワールドラリーチームにとっては流れるような高速ターマックステージの走り方を学ぶ良いチャンスとなった。
ラリー・ドイッチェランドは、この先シーズン後半に控えているターマックイベントに向けた準備をする上で、またセッティングの試験や調整をする上で非常に重要なイベントとなった。これ以前に走ったターマックイベントと言えば、ほぼ7カ月前に走った今シーズン開幕戦のラリー・モンテカルロ(P-G・アンダーソン選手がポイントを獲得したのが印象的だった)だが、今回のドイツではモンテカルロ以来SX4 WRCが積み重ねてきた進化を、クルー、チームメンバーがともに実感した。
スズキ・ワールドラリーチームは、早くも2週間後に控える次戦、ヨーロッパからはほぼ地球の反対側となるニュージーランドに照準を合わせ、準備を進めている。


カーニュース:
SX4 WRCは、この3日間を通じて高い信頼性を見せ、性能面での改良と並んで注力されてきた信頼性の向上が実を結んでいることを示した。
気温はこれまでの2日間よりやや低く、2台ともピレリのソフトコンパウンドタイヤを装着した。両ドライバーとも、今日はSX4 WRCを無事に完走させるという目標を達成することに専念して走り、実際、どちらのSX4 WRCにも特にトラブルは出なかった。SS15でガルデマイスター選手が7番手のステージタイムをマークしたのを筆頭に、ドライバーたちはいくつかのステージで極めて良いタイムをマークしており、残るイベントでの好走を予感させる。
また、ドライバー達は今回、このラリーの多彩な路面を生かし、SX4 WRCのセッティングに積極的に取り組んできた。特に、サスペンションのセッティングは著しく前進し、有意義な3日間になったと言えるだろう。



ドライバーニュース:
ト二・ガルデマイスター選手 コメント

「今回のラリーではSX4 WRCに十分満足している。率直に言うけれど、今回は僕たちが特にトラブルにあうこともなく無事に走り切って完走した2回目のイベントなんだ。SX4 WRCの信頼性は本当にいいレベルまで高まっていると感じた。これからはもっとスピードを上げることに専念できるんじゃないかな。他のWRカーと僕たちの車の走行履歴を比べてみても、僕たちは今回大きな一歩を踏み出せたと思う。今回のラリーは数あるターマックイベントの中でも最も困難なイベントとして知られている。だから、今回1点でもマニュファクチャラーポイントを獲得できたのはとても嬉しい。今後に控えているターマックラリー、スペインとコルシカに向けて、とても前向きな気分になれるよ。本当に今日は楽しかった!」

P-G・アンダーソン選手 コメント
「今日は何も問題なかったよ。僕たちは今日、とにかくSX4 WRCを無事にフィニッシュラインまで走らせることを心がけた。このラリーは、僕自身にとっても、またチームの皆にとっても有意義な経験になったんじゃないかな。実際のところ、僕は経験が少ない分苦労した。僕たちは2005年以来ここを走っていないし、ターマックを走るのが今年の1月以来だ。この手のラリーでは自信がないと全開ではいけないんだよ。昨日コースの脇にヒットしてドライブシャフトを折ってしまったのが本当に悔しい。あれがなければ、僕らもトップ10以内に入れていたんじゃないかと思う。とにかく、盛りだくさんの3日間だったよ。データも沢山とれた。きっと、これからのステージで役立つだろうね。」


チームニュース:
ポール・ワイルディング スズキ・ワールドラリーチーム マネージャー コメント

「今回は私たちにとってとても良いイベントになりました。まず、このようなタフなラリーで2台が無事完走したことを嬉しく思います。これで、今シーズン、これから先に待ち受けているラウンドがグラベルでもターマックでも競争力がある状態が出来上がってきたと実感しています。これまでチームがこなしてきた大きな仕事が報われて来ているのが感じられ、とても幸せです。」




DATE
SS 15
SS 16
SS 17
SS 18
SS 19
8/17(日)
22.22
18.08
22.22
18.08
4.37


Pos.
Driver
Manufacturers
Time
1
セバスチャン ローブ
3:26:19.7
0.0
2
ダニエル ソルド
3:27:07.4
+47.7
3
フランソワ デュバル
3:27:39.7
+1:20.0
4
ミッコ ヒルボネン
3:27:49.8
+1:30.1
5
ペター ソルベルグ
3:28:55.0
+2:35.3
6
クリス アトキンソン
3:31:05.6
+4:45.9
7
ヘニング ソルベルグ
3:31:55.9
+5:36.2
8
ウルモ アーバ
3:31:57.5
+5:37.8
10
トニ ガルデマイスター
3:33:36.5
+7:16.8
15
パー ガンナー アンダーソン
3:40:37.9
+14:18.2




 
   
 
 
 
 
 

 

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