スズキ・ワールドラリーチーム快走、ポイント圏内で3日目を終了

デイ3はラリー・モンテカルロの4日間の中で最も走行距離の長い一日で、総走行距離は443.26km、うち132.78kmがスペシャル・ステージでとして設定された。

P-G・アンダーソン選手の駆るSX4 WRCは、スズキ・ワールドラリーチームにとってのデビュー・シーズンの開幕戦であるラリー・モンテカルロ第3日目にして、暫定順位ながらポイント獲得圏内に切り込む快進撃を見せた。2台のSX4 WRCはトップ8に収まるステージタイムを終日マークしてきた。特にSS9では、並み居るトップドライバーに混じりP-Gアンダーソン選手が5位のステージタイムを達成。デイ3終了現在、P-G・アンダーソン選手はポイント圏内の暫定8位にランクインした。一方、トニ・ガルデマイスター選手もデイ3を無事に走り終えたが、彼の繰るSX4 WRCのエンジンがオーバーヒートする危険性をはらんでいる現状を鑑み、明日のデイ4を残してリタイアすることを決定した。
とはいえ、両選手のSX4 WRCは一日を通じて概ね大きな問題に直面することなく順調に走り、生まれたばかりのスズキ・ワールドラリーチームが臨む初シーズンの初イベントにおいて素晴らしい成果を残した。明日クルーたちは合計66.95kmのスペシャル・ステージを走る。その一部は伝統に彩られたチュリニ峠であり、また、最後を締めくくるスーパー・スペシャル・ステージはF1モナコGPの週回路の一部である。表彰式は15:30より、モナコ王宮の正面で開催される。

SX4 WRC
SX4 WRC#11を駆るトニ・ガルデマイスター選手は午前中からインターコムの不調に悩まされた。もっとも、有能なドライバーである彼はそれに屈することなくスペシャル・ステージにトライし続け、午後のSS13では6番目に速いステージタイムをマークしさえした。しかしながら、レグ3の最終ステージとなるSS14でSX4 WRC#11はオーバーヒートの傾向を見せ始める。トニ・ガルデマイスター選手は慎重なドライビングに徹して無事に車輌をサービスパークまで運んだが、オーバーヒートの根本的な原因に対処することができなかったため、現状よりエンジンの状態を悪化させないようにリタイアを決断した。一方、P-G・アンダーソン選手のSX4 WRC#12は終日、6つのステージを通して完璧な信頼性を見せた。

デイ3のスペシャル・ステージは昨日に比べて走りやすいコースで、両選手とも車輌及び自分のドライビングスタイルに合ったリズムを見つけて気持ちのよい走りを実現できており、それが特に優れたいくつかのステージタイムに結びついている。両選手は、今日のコース(―やや凹凸があり数箇所滑りやすいものの概ねドライコンディションの峠道―)に合わせて施された車輌のセッティングにとても満足している。

ドライバーコメント:
「だんだん満足のいくステージタイムが出せるようになってきて状況が好転してきていただけに、ここでリタイアしなければならないのが非常に残念だよ。」と表情を曇らせるのはトニ・ガルデマイスター選手。だが彼はすぐに表情を明るくし、「今日のステージはSX4 WRCにとても合っていた。今回のイベントを完走できないのは僕にとって辛いことだけど、今日のことは僕自身、それとチームにとっていい勉強になったとは思う。僕たちはSX4 WRCがよりいっそう速くなり、また信頼性を増すように努力していかなくてはならないんだ。すでに自信はあるけれどね。」と続けた。

一方P-G・アンダーソン選手は「今日の成果にとても満足しているよ。僕のWRカーのドライビングはここ3日間の実戦を通じてかなり良くなったと思う。今日はブレーキを踏む回数が大幅に減らせたし、いくつかのコーナーで今まで以上に高いギアを使っていけるようになった。実際、良いタイムが出せたよ。こういう調子でこれからも進んでいけたら素敵だな。」と頬を緩める。すっかりSX4 WRCに親しんだ様子だ。彼は嬉しそうに「明日レグ4を完走することに集中していくよ。でも本当に今日は予想以上にうまくいったんだ。」と言葉を締めくくった。

チーム・プリンシパルの田嶋伸博は次のようにコメントしている。「P-G選手とトニ選手が今日見せた速さに、たいへん満足しています。しかしながら、ここで喜んでいては先に進めません。まだまだ道のりは長いのです。明日のチュリニ峠は歴史的なとてもチャレンジングなステージです。また、今年待ち受けているラウンドに参戦していくに当たってやっていかなければならないことがたくさん残されています。このラリーの後、私たちは車輌のどこに今後の開発の焦点を合わせるか、また、今日トニ選手の車輌に起こってしまったようなトラブルをこれ以上出さないためにはどうしなければならないか、しっかり考えて取り組んでいきます。」

DATE
SS 09
SS 10
SS 11
SS 12
SS 13
SS 14
DAY 3 - TOTAL
1/26(土)
19.37
25.36
21.66
19.37
25.36
21.66
132.78

Pos.
Driver
Manufacturers
Time
1
セバスチャン ローブ
2:50:38.8
0.0
2
ミッコ ヒルボネン
2:52:49.4
+2:10.6
3
クリス アトキンソン
2:53:41.4
+3:02.6
4
Francois Duval
2:54:01.5
+3:22.7
5
ペター ソルベルグ
2:54:50.6
+4:11.8
6
ジジ ガリ
2:58:18.5
+7:39.7
7
Jean Marie Cuoq
PEUGEOT
2:58:58.5
+8:19.7
8
P-G アンダーソン
3:00:10.6
+9:31.8
--
10
トニ ガルデマイスター
3:01:55.8
+11:17.0

 
   
 
 
 
 
 

 


 

Rd.15 GB
MORE>>


Rd.15 GB
デイ3
MORE>>
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
   
 
 
 
 
  伝説の舞台 ウェールズ
MORE >>
  ラリー・ジャパン パドック編
MORE >>
  トニ選手と、P‐G選手のジャパン・ツアー
MORE >>




#10 メカニックの素顔:ステファン・エリクソン
MORE>>


#09 メカニックの素顔:エサ・ハッキネン
MORE>>