
- 開催国 : アイルランド国
- 開催日程 : 2009/1/29-2/1
- 路面種類 : ターマック(舗装路面)
- 総走行距離 : 1405.99km

スイフト スーパー1600を駆るブルカルト選手、JWRC初戦を制す!
2009年JWRC開幕戦「ラリー・アイルランド(1月29日~2月2日)」において、スズキ スイフト スーパー1600を駆るドイツ人ドライバー アーロン・ブルカルト選手が見事初勝を飾り、スイフト スーパー1600のポテンシャルの高さを証明した。また、シモーネ・ベルトロッティ選手、ヨアン・ボナート選手のスイフト スーパー1600が3位、4位と上位でフィニッシュした。
ブルカルト選手は、選手権リーダーとしてJWRC第2戦に臨む。第2戦「キプロス・ラリー」は3月13日から15日にかけて開催される。このラリーでは、最近のWRCでは見られなくなったグラベルとターマックのミックスサーフェスが復活する。
ラリー・アイルランドとは
ラリー・アイルランドは、2009年WRC/JWRCの第1戦として開催され、イギリスに属する北アイルランドと独立国家であるアイルランド共和国の両地域においてステージが設定された。WRCの30年の歴史において、モンテカルロ以外の場所で開幕することは初めてであった。
ラリーはホストタウンのスライゴーを基点に、大西洋岸に近いアイルランド北西部を舞台に行われた。このラリーは、高速でありながらバンピーで道幅の狭いターマックステージが特徴という、かなり特殊なイベントである。それに加え、天候は不安定で、豪雨により路面には多くの泥や砂利がまかれたような状況であった。競技の行われるスペシャルステージは19箇所、総距離366.75kmにおよぶターマックステージで争われた。
スズキ ドライバーのエントリー
木曜日の夜に行われたセレモニアルスタートでは、4台のスズキのマシンがエニスキレンの中心街をスタートした。アーロン・ブルカルト/ミハエル・コールバッハ組(#31)、シモーネ・ベルトロッティ/ルカ・セレスティーニ組(#33)、ヨアン・ボナート/ベンジャミン・ボールラウド組(#35)のスイフト スーパー1600の3台と、スイフト スポーツのグループNで参戦する地元のロス・フォード/アロン・フォード組(#60)が参加した。
アーロン・ブルカルト選手(ドイツ)
- 1982年9月20日生
- コ・ドライバー:ミハエル・コールバッハ(ドイツ)
スイフト スーパー1600をドライブするブルカルト選手は、完璧なレース展開で、自身初となる世界戦での勝利を獲得した。
劣悪なコンディションにも関わらず、彼は3日間を通じて適切なタイヤ選択をした。スズキスポーツ・ヨーロッパがサポートする彼のスイフト スーパー1600は、完璧といえる信頼性を発揮、輝かしい勝利をもたらした。彼は、初日トップと1.9秒差で終え、デイ2の終わりにはトップに立った。最後まで自分のペースを守り、最終日もトップで走り切った。
「このような難しいイベントで勝てるとは思っていなかったけれど、勝てて非常にうれしいよ。最近マシンとコンディションに慣れるために、アイルランドのガルウェイ・インターナショナル・ラリーでスイフトスーパー1600をドライブしたので、少しはいい成績を期待していたんだ。一番難しかったのは、時として、マシンが完全にコントロール不能になる水溜りに対処することだった。でも、こんなに厳しい状況でも、スイフトはとても安定しているから、ドライバーに大きな自信を与えてくれるよ。」
シモーネ・ベルトロッティ選手(イタリア)
- 1985年5月4日生
- コ・ドライバー:ルカ・セレスティーニ(イタリア)
初めてのラリー・アイルランドにおいて、ベルトロッティ選手の唯一のトラブルはパンクで手間取ったことであったが、幸運にも大事には至らなかった。彼は豪雨の中でのドライビングに慣れていなかったが、JWRCでのベストリザルトを目指し慎重にドライブした。デイ1では4位のポジション。残りの2日間はマシンの高い信頼性に支えられながら徐々にスピードを上げ、見事3位表彰台を獲得した。
「とてもうれしいよ。かつて経験したイベントの中で最も難しいイベントのひとつだったけど、このラリーを楽しめたよ。コ・ドライバーとともに、ドライビングミスをしないように集中して、マシントラブルを避けるようにした。この作戦は成功し、初の表彰台獲得という僕にとってもスズキにとっても素晴らしい結果になった。スピードに関しては、もっと練習しなければならないし、努力すればもっと速く走れるようになる思う。まだまだラリーについて多くを学ぶ必要があるし、やらなければならないこともたくさんあるけどね。」
ヨアン・ボナート選手(フランス)
- 1983年5月13日生
- コ・ドライバー:ベンジャミン・ボールラウド(フランス)
ボナート選手は、FFSA(フランス自動車連盟)のスズキ・ラリーカップのチャンピオンであるが、今回がスズキ スイフト スーパー1600でのJWRC初出場であった。ラリー初日の午前、ボナート選手は2位のポジションにつけ、その後もステージベストタイムを叩き出すなど、目覚しいスピードとその才能を披露した。しかし、その日の午後、滑りやすい路面につかまりコースオフを喫してしまう。ステージに戻ろうとするも、マシンが溝にはまり大幅にタイムをロスしてしまった。
「完璧なラリーではなかったけれど、最終的には4位でフィニッシュしてポイントも獲得できたので、それほど悪い結果ではなかったよ。この選手権において、ポイントを獲得することは、とても重要なことだからね。最終日は体の具合が悪かったんだ。だから、とにかくゴールだけを目指した。初日に大きくタイムをロスしたことは残念だ。コースアウトした時、もっと早くコースに復帰できればと思ったんだけど、不運にもマシンが溝にはまってしまったんだ。でも、スイフトでのドライビングに良い感触を得ることができた。それは、僕たちにとって非常に重要なことだったよ。」
2009 JWRC Rd.1 : Rally Ireland, final results
| Pos. |
No. |
Driver |
Car |
Total Time |
Diff 1st |
| 1 |
31 |
A. ブルカルト |
スズキ スイフトスーパー 1600 |
3:16:41.5 |
0.0 |
| 2 |
38 |
M. プロコップ |
シトロエン C2 S1600 |
3:17:28.8 |
+47.3 |
| 3 |
33 |
S. ベルトロッティ |
スズキ スイフトスーパー 1600 |
3:25:41.6 |
+9:00.1 |
| 4 |
35 |
Y. ボナート |
スズキ スイフトスーパー 1600 |
3:29:47.7 |
+13:06.2 |
| 5 |
37 |
K. アブリング |
ルノー クリオ R3 |
3:34:19.5 |
+17:38.0 |
| 6 |
34 |
L. ゴリオッティ |
ルノー クリオ R3 |
3:43:49.9 |
+27:08.4 |