マシン紹介

SWIFT Super1600

04年末から本格的な開発がスタートし、イグニスを大きく超えるパフォーマンスを見せていた新型スイフトは、本来の予定を前倒しして、2005年第5戦ラリー・フィンランドから投入された。デビュー戦では、ガイ・ウィルクスが3位入賞を果たし、ポテンシャルの一端を示した。2006年は、チャンピオン獲得はならなかったが、全9戦中5勝を獲得し、Super1600最強マシンという名声を不動のものとした。2007年には、P-Gアンダーソンが見事にシリーズチャンピオンを獲得した。

エンジン/パワートレーン

規定によって、最高回転数が9,000r.p.m以下、圧縮比13.0以下、スロットルボディ径60mm以内と決まっており、その制約の中でチューニングが行われている。出力218ps以上/トルク19.0kg-m以上を誇るエンジンはJWRC最強と謳われ、優れたドライバビリティでドライバーをサポートし、3日間300kmのステージを全開で走り抜く。

ボディシェル

ラリーカーのポテンシャルを決める重要な要素であるボディシェルは、様々な解析を経て、ロールケージのレイアウトやスポット溶接の量が決定される。新型スイフトは基本構造が優れており、マスの集中した軽く強靱なボディシェルが完成した。1台の製作には多くの時間が必要であり、3人のスタッフが約4週間の時間をかけて完成させる。

サスペンション/ブレーキ

イグニスからの最も大きな進化のひとつが、4輪独立懸架となったサスペンションだろう。ラリーでは、ショック吸収性と共に、いかに高いトラクションを得られるかがサスペンションパーツに求められる性能であり、そのセットアップには多くのテストとデータ蓄積が必要。ブレーキは、ターマック用355φ・グラベル用 300φを使い分ける。

コクピット

必要な物を必要な場所に配置したシンプルなコクピット。低重心化が徹底され、あらゆる重量物は低い位置にマウントされる。ドライバーの前には回転計さえ装備されず、シフトチェンジはランプ式インジケーターを頼りにおこなう。

SPECIFICATION
ENGINE
種類 水冷4気筒16バルブDOHC
ボア×ストローク 81.0×77.55mm
総排気量 1598.5cc
最高出力 160kW(218ps)/8750rpm以上
最大トルク 186N・m(19.0kg・m)/7250rpm以上
POWER TRAIN
トランスミッション 6速シーケンシャル(コラムシフト)
デファレンシャル FRONT:機械式多板クラッチ
クラッチ シングルプレート φ184
SUSPENSION
懸架装置 FRONT:マクファーソンストラット式
REAR:トレーリングアーム式
BRAKE
ディスク FRONT:BREMBO/φ355mm(TARMAC)/φ300mm(GRAVEL)
REAR:BREMBO/φ278mm
キャリパー FRONT:BREMBO/4POT
REAR:BREMBO/2POT
TIRE&WHEEL
タイヤ Pirelli(FIAコントロールタイヤ)
ホイール 17x7.0J(TARMAC)
15x6.0J(GRAVEL)
DIMENSIONS
全長 3,695mm
全幅 1,805mm
全高 1,456mm(TARMAC)、1,556mm(GRAVEL)
ホイールベース 2,390mm
トレッド FRONT:1,596mm
REAR:1,590mm
WEIGHT
FIA規則最低重量 1000kg
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